『トレース~科捜研の男~』錦戸亮の心の扉を開くのは新木優子? 月9連投で新たな挑戦へ

『トレース』は新木優子の挑戦に?

 錦戸亮が主演を務める『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、1月14日に第2話を迎えた。7日放送の初回平均視聴率は12.3%と2桁台をマーク。第1話では、主要キャラである真野礼二(錦戸亮)、沢口ノンナ(新木優子)、虎丸良平(船越英一郎)の3人がどのような人物か、そして真野に秘められた陰惨な事件の過去が垣間見えた。

 第2話でフィーチャーされるのは、科捜研では新人の沢口。冷静かつ感情の起伏があまりない真野、これでもかというほどに激昂し感情を態度に表す虎丸と2人が両極端なため、沢口が影に隠れてしまっている印象があるが、第2話は彼女の心情や人柄がしっかりと見えてくる回だ。

 大学院で夢に破れ行き場がなかった沢口は、海塚律子(小雪)に誘われ成り行きで科捜研へ。大量の雑務が回ってくる毎日に新人の沢口は、疲労から軽い貧血を起こし、事件の鑑定中に倒れてしまう。その結果、彼女の口から出てくる言葉が「もう辞めたい」「なんで私、科捜研なんか入っちゃったんだろう」。真面目過ぎるが故の、初めての挫折。被害者の娘・真田有里(関めぐみ)は、沢口の相談役になり、また沢口もケアするために有里の気持ちに寄り添っていく。

 今回の事件で一番のハイライトとなるのは、有里に事件の全貌を伝える場面だ。殺害された真田和寿(名高達男)は、心臓移植をする必要のあった娘・有里のために、事故で搬送されてきた患者に筋弛緩剤を投与し、脳死へと追いやっていた。事件は、真実を知った患者の恋人による復讐劇。その真相を伝えるのは沢口だ。

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