“ニコニコ”杉咲花から一変! 『ハケン占い師アタル』志田未来の背中を押す

『ハケン占い師アタル』杉咲花の衝撃

 杉咲花が主演を務める、新・木曜ドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)の放送がついに始まった。志尊淳、間宮祥太朗ら今最も旬な俳優たちのほか、小澤征悦、板谷由夏ら豪華俳優陣が脇を固める、お仕事コメディードラマだ。

 1月17日に放送された記念すべき第1話では、派遣社員のアタルこと、主人公・的場中(杉咲)の秘密が明らかに。彼女には、周囲の人々の悩みや原風景をはじめ、あらゆることが見えてしまうという特殊能力があるのだ。アタルはそんな能力を駆使し、人々が抱える悩みを根本から解決していくことになるのである。

 イベント会社「シンシアイベンツ」の制作Dチームに新たにやってきた、社会人経験のない派遣社員のアタル。ニット帽に丸サングラス、そしてぱっつんヘアーという、映画『レオン』のマチルダ(ナタリー・ポートマン)のような愛らしくも怪しげな衣装に身を包み、彼女は登場する。アタルの教育係として、正社員・神田和実(志田未来)が雑務から教えていくのだが、細かな仕事の一つひとつに彼女は感動し、いちいち写真を撮ってみたりする。なんとも風変わりな女性である。

 そんな彼女に、神田は社員一人ひとりを紹介。私たち視聴者も、アタルとともに、この“Dチーム”の面々を把握することとなった。周囲への気遣いにばかり骨を折る課長・大崎(板谷)や、皆に対してパワハラ気味な態度の傲慢な主査・上野(小澤)。上野の下で密かに転職を狙う覇気のない品川(志尊)、その品川とは対照的に、快活に根拠のない自信を振りまく目黒(間宮)。さらには、仕事のできる優秀な人材ではあるものの協調性がゼロに近い田端(野波麻帆)に、自分中心の損得勘定で動く部長・代々木(及川光博)らである。

 飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する志尊と間宮といえば、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)での好演も記憶に新しい。間宮の演じる快活さは『半分、青い。』のときと近いものと感じるが、本作での志尊の浮かべるアンニュイな表情はなんとも言えぬ魅力を湛えている。対照的な二人の演技が、今後本作にどのように作用していくのか、注意深く観ていきたい。

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