唐沢寿明は黒か白か? 『グッドワイフ』常盤貴子ら弁護士チームと、吉田鋼太郎ら検察チームが交錯

『グッドワイフ』常盤貴子らが検察と交錯

 常盤貴子が主演を務める日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)が、1月20日に第2話を迎えた。

 アメリカテレビドラマシリーズ『The Good Wife』を原作にし、常盤にとって19年ぶりの日曜劇場となる本作。夫・壮一郎(唐沢寿明)がスキャンダルで逮捕されたことにより16年ぶりに弁護士に復帰する主人公・蓮見杏子(常盤貴子)の、弁護士、そして主婦としての戦いがストーリーのメインである。

 杏子が担当する事件の物語と並行して進んでいくのが、検察チームと呼ばれる壮一郎側のストーリーだ。東京地方検察庁特別捜査部の元部長だった壮一郎は、贈収賄の容疑で勾留中。さらに、女性スキャンダルも取り沙汰され、杏子の信頼を失ってしまっている状態だ。ある事件の捜査のため女性記者と朝を迎えてしまったことは認めているが、壮一郎は収賄容疑は否認している。焦点は、この収賄容疑の裏に何があるのか。第2話のタイトル「その男、黒か白か」は、杏子が弁護することになる神山大輔(橋爪功)と壮一郎についてのダブルミーニングである。

 『グッドワイフ』放送前の舞台挨拶で印象的だったのが、キャスト陣がしきりに触れていた弁護士チームと検察チームがいつ対峙するのかというポイント。それが早くも2話目にして、少しづつ交錯し始めている。検察チームの主な登場人物は3人。杏子とは別軸のもう一人の主人公とも言える壮一郎と取り調べを担当する佐々木達也(滝藤賢一)、脇坂博道(吉田鋼太郎)だ。リーダー気質で後輩思いだった壮一郎は、佐々木から慕われていた関係。取り調べを行う立場であるが、それは表向きの姿であり、佐々木は監視カメラの死角や立会い人の目を盗んで、壮一郎に救いの手を差し伸べている。

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