『グッドワイフ』北村匠海が抱えるコンプレックスが明らかに 常盤貴子との関係性にも変化が

『グッドワイフ』北村匠海が魅せた二面性

 常盤貴子が主演を務める日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)が、2月3日に第4話を迎えた。

 今回、依頼人として蓮見杏子(常盤貴子)を訪ねてきたのは荻原翔平(佐藤緋美)という少年。翔平は喫煙がバレたという相談で杏子を尋ねるが、その後、傷害致死容疑で逮捕されてしまう。翔平の母親は以前杏子の親友であった荻原奈津子(須藤理彩)。杏子の夫・壮一郎(唐沢寿明)が逮捕された後、奈津子は杏子を裏切り2人は不仲になったが、今回の事件をきっかけに再会するのであった。杏子にとっては古傷が痛む心苦しい事件だが、翔平が自分を頼ってくれたよしみで解決へと奔走する。そして杏子は、奈津子のことを考え、この事件を朝飛(北村匠海)にメインでやってもらうようにお願いするのであった。すると、朝飛が隠していたある事実が発覚する。

 朝飛は実は裁判の経験が一度もない弁護士であった。交渉が得意であるゆえの経験不足だが、そのことで今回の事件でも裁判を避けるように解決しようとする。しかし杏子と依頼人の意向で、翔平に前科をつけさせないために裁判で闘うことを決意。遅くまで残って猛勉強するのであった。そこで初めて、朝飛の抱えるコンプレックスが浮き彫りになり、今までの強気な朝飛とは違う一面が描かれたのであった。

 朝飛を演じる北村匠海は、示談にすることを提案するときの強気で自信に溢れたプレゼンと、裁判時の緊張で震える様子の二面性を表現する。裁判時の朝飛は全く活躍できずに悔しい思いをするが、その不甲斐ない様子を繊細に演じきった。父親に認められたいという思いの強さゆえに努力をしたが、なかなか思うようにはいかない。そんな姿は、仕事で悩む人にとって重なる部分もあったのではないだろうか。頑張っていても、必ず結果に繋がるわけではない。それでも食らいつく朝飛に背中を押される思いだ。

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