『トレース~科捜研の男~』第一章完結でいよいよ錦戸亮の過去に迫る? 新木優子との今後にも期待

『トレース』錦戸の過去に迫る第2章へ

 錦戸亮が主演を務める『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、2月4日に第5話を迎えた。公式の放送タイトルには、“第一章完結”とあり、折り返しの第5話ではついに真野礼二(錦戸亮)の過去に接触するものが現れる。

 真野の閉ざされた心の扉を開けるのには、沢口ノンナ(新木優子)、虎丸良平(船越英一郎)の2人が大きく関わってくるだろう。第5話で描かれるのは、複雑な親子関係が生んだ悲しい殺人事件。18年間、娘が誘拐されていた家族の気持ちを思い、沢口が「どんな気持ちで過ごしてきたんでしょうか」とつぶやくと真野は目線を下に向ける。「この家族にとって一緒に暮らすことが幸せとは限らない」といった事件の親子鑑定に対する真野のセリフや、沢口の「“礼二”だからお兄さんとかいるんですよね」という何気ない一言から、真野の幼少期に起きた陰惨な事件へと焦点が向かっていく。

 真野の過去の真相と合わせて視聴者を楽しませているのが、真野と沢口の関係性だ。2人は科捜研のバディであり、真野にとって沢口は頼れる後輩。沢口にとっても真野は科捜研における“真実のカケラ”の意味を教えてくれる尊敬する先輩だ。しかし、真野は実力はピカイチだが協調性がなく、科捜研の面々から飲みの席に誘われても断るような男。そんな真野がバディとして沢口に心を許しているのは、端から見れば先輩、後輩を超えた関係性に見えるだろう。

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