2019.02.12 19:50

山口智子、比嘉愛未、リリー・フランキー、工藤阿須加……『なつぞら』追加キャスト発表

　４月1日から放送を開始するNHK連続テレビ小説100作目『なつぞら』の追加キャストが発表された。

　戦後、広大な北海道の大自然、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きたヒロイン・なつの夢と冒険、愛と感動のドラマが紡がれる。

　ヒロイン・なつを広瀬すずが演じるほか、岡田将生、草刈正雄、松嶋菜々子、藤木直人、清原翔、小林隆、音尾琢真、安田顕、高畑淳子、山田裕貴、吉沢亮らがキャストに名を連ねる。『てるてる家族』に続き、朝ドラは2作目となる大森寿美男が脚本を手がけた。

　このたび発表されたキャストは【東京・新宿編】に登場する8名。ヒロインのなつは、アニメーションの世界に飛び込むチャンスを求め、行方不明の兄や妹との再会を夢見て、北海道から新宿に上京する。

　伝説の劇場・ムーランルージュ新宿座の人気ダンサーの過去を持つ、おでん屋「風車」の女将・岸川亜矢美を山口智子。なつの兄・咲太郎（岡田将生）の消息を知っているという。戦前から続くベーカリー兼カフェ・川村屋のオーナー・前島光子を比嘉愛未。とある縁で、上京したなつの世話をすることになる。川村屋に勤めるギャルソン・野上健也を近藤芳正。新宿の大型書店・角筈屋の社長・茂木一貞にはリリー・フランキー。亜矢美とは腐れ縁で、伝説の劇場・ムーランルージュ新宿座の歌い手だった煙カスミには戸田恵子。劇団「赤い星座」の看板女優・亀山蘭子に鈴木杏樹。川村屋の喫茶ウエイトレスであり、なつのルームメイトとなる三橋佐知子を水谷果穂。なつの幼なじみであり、幼い頃に生き別れたなつの運命を左右する人物・佐々岡信哉を工藤阿須加が演じる。

　追加キャスト発表にともない、出演者と制作総括の磯智明氏より、下記のコメントが寄せられた。

山口智子（岸川亜矢美役）コメント

『純ちゃんの応援歌』からおよそ30年、私にとってすべての始まりであり、人生をはぐくんでくれた“朝ドラ”に再会できたことをとても感慨深く思っています。私が演じる亜矢美は、ダンサーを引退したあとおでん屋の女将をしていますが、彼女にとってはおでん屋のカウンターもステージで、人生はエンタテインメントです。毎日を笑顔で輝かせて、誇りを持って生きる人物として演じていますので、楽しみにしていてください。

比嘉愛未（前島光子役）コメント

ドラマデビュー作だった『どんど晴れ』から12年たち、長い旅路から帰って来られてホッと落ち着くような、ただいまといううれしい気持ちでいっぱいです！！　あのころは、周りの方々に支えられ、助けられてばかりでしたので、今回はその恩返しができればと思っています。役柄は主人公なつが上京してから出会う、新宿の老舗喫茶店のマダム。謎多きキャラクターをすばらしいチームの皆さんと楽しみながら演じていきたいと思います。

近藤芳正（野上健也役）コメント

“朝ドラ”には何本かお世話になっていますが、今回の脚本家の大森寿美男さんには『てるてる家族』でもお世話になりまして、また出演させてもらえるうれしさは倍増！　スタッフも『真田丸』の方が多く、おかげさまで日々楽しい撮影です。僕の役は、お店の伝統を守り伝え、時にはお店を愛しているからこそ、悪者にさえなる勇気のある役です。ふふ（照）。見どころはなっちゃんはもちろん、いろんな若者の成長物語になっているので、どう成長するか、ぜひ楽しみにしていてください。

リリー・フランキー（茂木一貞役）コメント

歴史ある、連続テレビ小説の第100作目に末席ながら参加できることに喜びと誇りを感じます。すばらしいキャスト、スタッフと共に、主人公のなつが、皆様に愛され、応援していただけるよう、心を込めてゆきたいと思います。

戸田恵子（煙カスミ役）コメント

“朝ドラ”の出演は『純情きらり』以来です。お声をかけていただきうれしい限りです。今回は歌手という、役柄としては珍しい役ですが、昭和歌謡を歌わせていただいて撮影もとても楽しいです。たくさんの方に見ていただきたいです。

鈴木杏樹（亀山蘭子役）コメント

お話をいただいたとき、うれしくて興奮しました。錚々そうそうたる共演者の皆様とご一緒させていただくのも楽しみでなりません。亀山蘭子という役を通して、芝居・舞台・声優・恋などさまざまな経験をさせていただきます。いろんな一面を楽しんでいただけますよう精いっぱい頑張ります。

水谷果穂（三橋佐知子役）コメント

“朝ドラ”のオーディションを受けて「そのままの水谷さんを生かして欲しい」と役をいただきました。台本を読んで、どこか抜けている佐知子は、ずっと挑戦してみたかった役柄でもあったので、とてもうれしかったです！　東京のお姉ちゃんというほど頼りにはならないかもしれないけど、帰るとなつが安心するような、ずっと変わらない佐知子でいられたらなと思います。憧れの“朝ドラ”の現場は、いきいきと役を生きるパワーであふれていました！　東京編では、それぞれの場所で自分らしく生きていく物語を楽しみにしていて下さい！