『グッドワイフ』衝撃的展開の後半戦 常盤貴子×唐沢寿明×小泉孝太郎の三角関係はどうなる?

『グッドワイフ』常盤貴子を争う三角関係

 日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)が、2月17日放送の第6話で後半戦に入り、一気に面白さが増してきている。

 『グッドワイフ』の面白さとは、様々な要素が重なりあっている部分にある。物語のメインにある神山多田法律事務所の蓮見杏子(常盤貴子)が扱う弁護案件、そしてその裏で並行して走る蓮見壮一郎(唐沢寿明)の政治絡みと思わしき贈収賄事件。各回のタイトルが2つの軸のダブルミーニングになっているように、杏子の立場や心情と事件が上手くリンクしているのも憎い演出の一つである。

 第6話のタイトルは「崖っぷちの選択」。壮一郎が女性スキャンダルについて弁明の記者会見を開くことになり、その弁護士を妻の杏子が担当することに。その記者会見中継を見た多田征大(小泉孝太郎)が、杏子に電話をし「自分の気持ちに嘘をついて生きていくのはもう嫌だ。ずっと好きだった。司法修習の頃から」と告白をするが、その着信を取ったのは壮一郎というまさかのラストで第6話は幕を閉じる。

 第6話にて、拘置所から壮一郎が保釈されたことで、贈収賄事件はより真相に近づいていく。同時に、壮一郎が蓮見家に帰ってきたことにより多田の焦る気持ちも増していった。

1.話し合って何らかの納得を得られれば離婚せず家族4人で生きていく
2.離婚してその先は自分一人で子ども達を守っていく
3.他の男との可能性にかけてみる

 杏子に現状の打開策を提案しながら、自身の思いを滲ませる多田。杏子は多田の気持ちを理解しているが、大事な家族がいる手前、困った表情で曖昧な返事をするしかできない。とは言え、家庭に帰ってきた壮一郎は、事件のことを一切話さず、さらにはスキャンダルの相手・遠山亜紀(相武紗季)が再びインタビューに応じることで、蓮見家への世間の目はさらに冷たいものになっていく。そこで杏子が選択するのが、壮一郎の弁護に立つということだ。世間から見れば弱者という立場にいる杏子。まさに崖っぷちだ。しかし、このまま何もせず待っていても事が収まるわけではない。そして、自分だけではなく愛する家族の問題でもある。

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