竹内結子がダークヒロインに急転 『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』暴かれるのは誰の陰謀?

『QUEEN』竹内結子がダークヒロインに

 氷見(竹内結子)と鈴木法律事務所が対立することとなった『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)の第9話。いよいよクライマックスに近づき、氷見の過去が明かされてゆく。そして物語の核心へ向けて様々な伏線がはられた回でもあった。

 鈴木法律事務所は氷見の退所で混乱を極めていた。氷見が辞めただけではなく、吾妻(山本耕史)がクライアントとなり、現場を仕切るのは与田(水川あさみ)になった。吾妻と氷見は“良い関係”を築いてきたかのように見せつつも、氷見から吾妻へ「決着をつけましょう」というメールが入る。今までの流れから急速にギアチェンジし、方向性もスピード感も違う“新生QUEEN”として最終章に突入した。

 与田は氷見の代わりを務めるかのごとく張り切って仕事をしている。氷見の行動に不信感を抱いていた経緯から、徐々に敵対視さえもしている様子だ。真野(斉藤由貴)や鈴木(バカリズム)はそんな与田をサポートしながらも、氷見に対してはあくまでニュートラルな態度を見せる。そんなコントラストは、与田が氷見に対して過剰に反応しているように見えて気持ちがざわついた。与田が氷見との思い出を回想するシーンもあり、与田にとってもこの事件は心中穏やかではないのだろう。長きに渡り見せつけてきた氷見与田コンビが、このような形で対立していく様子はどこか悲しい。1人ぼっちになってしまった氷見に寄り添う相手は、与田でいて欲しかったと感じる視聴者も多いだろう。その一方で、鈴木は氷見の過去と今回の事件に何か関係がありそうなそぶりを見せている。9話の段階では決定打は明かされないが、強力な味方となるか、自社をかけて対立するのかも見どころになりそうだ。

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