『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』T・ヴォレンソラ監督来日決定 ジャパン・プレミアに登壇

『アイアン・スカイ』監督来日決定

 7月12日公開の映画『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』で監督を務めたティモ・ヴォレンソラが来日することが決定した。

 

本作は、月の裏側に秘密基地を建設していたナチスが侵略してくるパニックを描いたSFアクション『アイアン・スカイ』の7年ぶりの続編。ファンから1億円ものカンパが集まり映画製作にこぎつけ、その設定はもちろん、ブラックユーモアあふれる内容、そして迫力のバトルシーンで脚光を浴びた。続編となる今回も、1.5億円という大金がファンからのカンパで集まった。

 人類は月面ナチスとの戦いに勝利するも、核戦争で自滅し、地球は荒廃してしまった。それから30年後、人々はナチスが月面に作っていた基地で生き延びていたがエネルギーが枯渇し、絶滅の危機を迎えていた。主人公オビは荒廃した地球の深部に新たなエネルギー源があることを知り、人類を救うため、誰も足を踏み入れたことのない“ロスト・ワールド”へと旅立つ。

 前作『アイアン・スカイ』のメガホンを取ったヴォレンソラが監督を続投し、新鋭女優ララ・ロッシが主人公である月面基地の機関士を演じる。前作で人気を博した元月面ナチス青年団伍長レナーテ・リヒター役をユリア・ディーツェが再び演じ、元月面ナチスの総統ウォルフガング・コーツフライシュも前作に続きウド・キアが続投。キアは、本作で初登場する第三帝国の総統アドルフ・ヒトラーも演じ、1人2役を務めている。

 ヴォレンソラ監督は、1979年11月19日フィンランド生まれの39歳。コマーシャルやミュージシャンのプロモーション動画を製作する一方、2005年にSFコメディ映画である『スターレック 皇帝の侵略』を発表し、国内外で高い人気を示した。

 また、前作『アイアン・スカイ』の来日では、2012年フィンランド映画祭のオープニングセレモニー(2012年9月15日)に登場し、自身が大ファンと公言するきゃりーぱみゅぱみゅとのコラボレーションが実現し大興奮。『機動戦士ガンダム』の生みの親である日本を代表するアニメ監督・富野由悠季とニコニコ生放送で対談し、『機動戦士ガンダム』や『宇宙戦艦ヤマト』を観ていたと熱く語るなど、日本のポップカルチャーのファンであることも明かした。

 7年ぶりとなるヴォレンソラ監督の来日は5月28日、29日の2日ほどを予定し、29日にはジャパン・プレミア試写会に登壇する予定だ。

■公開情報
『アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲』
7月12日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:ティモ・ヴォレンソラ
脚本:ダラン・マッソン、ティモ・ヴォレンソラ
出演:ララ・ロッシ、ウラジミル・ブラコフ、キット・デイル、トム・グリーン、ユリア・ディーツェ、ウド・キアほか
配給:ツイン
フィンランド・ドイツ/英語・ドイツ語/原題:Iron Sky: The Coming Race/カラー/デジタル/93分
(c)2019 Iron Sky Universe, 27 Fiims Production, Potemkino. All rights reserved.
公式サイト:ironsky-gyakushu.jp

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