永瀬廉ら出演者を『うちの執事が言うことには』原作者が絶賛 「本当に、本当に花穎だったんです」

『うちの執事が言うことには』原作者コメント

 5月17日公開の永瀬廉主演映画『うちの執事が言うことには』より、原作者・高里椎奈のコメントが公開された。

 本作は、角川文庫にてシリーズ化された同名ミステリー小説を実写映画化したもの。日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎が、新しい執事の青年・衣更月蒼馬と共に、次々に起こる不可解な出来事を解決しながら、烏丸家を守り抜いていく模様を描く。

 主人公の烏丸花穎を演じるKing & Princeの永瀬は、本作で映画初主演に挑む。また、永瀬演じる花穎の新執事・衣更月蒼馬役を清原翔、大学生でありながら企業家、パティスリー「アントルメ・アカメ」のオーナー、赤目刻弥役を永瀬と同じくKing & Princeの神宮寺勇太が務める。

 原作化のオファーをもらった際に高里は、「実は、映画化をしていただけるっていうことに、実感がともなってきたのが最近なんです。約一年前、映像化にあたり原作サイドからの要望を聞かれて一点、『花穎はわがままで高慢なのではなく、主人でいなければならない怖がりで、常に周囲に気を配っている人』と注釈をつけさせていただきました」と、花穎の人柄にこだわっていることを明かしている。さらに、「出演の皆様はお写真で拝見していましたが、動作、お声を伴うと各人物らしさがさらに増して、この人は今日までこの人物として生きていて、明日からもこの人物で生きていくのだと、気づいた時には信じていました。画面の中に見られる家、小物、服、すべてがそうで、存在の説得力と言いますか、自然に在ることのすごさを感じました。特に永瀬廉さんはその印象が強かったです。先に申しましたように映像化するにあたり注釈をつけさせていただいたのですが、その微妙な匙加減を凛々しく演じてくださったなってすごく感じて。現場にお邪魔させてもらい、撮影を拝見したときに、本当に、本当に花穎だったんです。『花穎がいる』と思ったんですね。でも、カットがかかったあとは永瀬さんに戻っているので、『すごい!』って思いました」と称賛の言葉を贈っている。

 さらに、衣更月を演じた清原については、「清原翔さんは動作や言葉遣いに難儀していると伺っていましたが、どちらも綺麗に溶け込んで完璧な執事でいらっしゃいました。『執事であること』は原作の大きなテーマでもありますので、大事に演じていただけて嬉しかったです」と、赤目を演じた神宮寺については、「神宮寺勇太さんにはふいうちを受けました。赤目という役は多重構想のような性格で、垣間見える一瞬に情報が詰まっています。その裏の裏の裏側から不意にのぞいた誠実さに深みを感じて、心を打たれました」と絶賛。「世界観を大切に積み重ねて、楽しい時間を作っていただきました。本作を観て楽しかった! あと三時間観たい! と思いました。一人でも多くの方に見ていただければ幸いです」と、あらためて映画化の喜びを語っている。

■公開情報
『うちの執事が言うことには』
5月17日(金)全国ロードショー
出演:永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、神尾楓珠、矢柴俊博、村上淳、原日出子、吹越満、奥田瑛二
原作:高里椎奈『うちの執事が言うことには』(角川文庫刊)
監督:久万真路
脚本:青島武
配給:東映
(c)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会
公式サイト:uchinoshitsuji.com

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる