山下智久から“紐倉哲”に向けたメッセージも? 『インハンド』誰もが納得の最終回に

『インハンド』誰もが納得の最終回に

 山下智久が主演を務めるドラマ『インハンド』(TBS系)が、6月21日放送の第11話にて最終回を迎えた。セミファイナルの第10話では、高家(濱田岳)の故郷・栃木県相羽村で新型エボラウイルスが発生し、日本中が大パニックに陥るという壮絶な展開に。映画並みのスケールとなった物語はどのようにして幕を降ろすのか注目を集めていた。

 最終回は、大まかに前半パートと後半パートに分けられる。内閣官房・SM(サイエンス・メディカル)対策室にいると言われていた内通者が御子柴(藤森慎吾)と発覚するが、“筋金入りの風見鶏”として、厚労の医政局長・瀬川(利重剛)らを録音データによって不正を立証。肺がんだった福山(時任三郎)が紐倉(山下智久)に未来を託し死亡。山中でエボラウイルスの研究を続けていた福山の息子・新太(磯村勇斗)を紐倉と高家が発見。美園(石橋杏奈)と亡くなった棚橋(平岡祐太)の間にできた赤ちゃんを高家が医者として取り上げる。

 こうして列挙して振り返っても、一つひとつが1話として扱えるほどの濃密な内容だ。特に紐倉が同じ科学者として新太に投げかける「今日が無事に終わらなければ明日は来ない。明日が来なきゃ明後日もない。100年後っていうのはな、そういったかけがえのない毎日の積み重ねでやってくるんだ」というセリフは、経験の差がにじみ出た、万人に刺さる至言だ。

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