仲間由紀恵が不倫道まっしぐら 『偽装不倫』嘘と真実を使い分け、人生をサバイブする姉妹

『偽装不倫』仲間由紀恵が不倫道まっしぐら

 本当の幸せ、嘘や真実、鐘子(杏)を取り巻く環境は徐々に変化を見せていた。『偽装不倫』(日本テレビ系)第3話は、葉子(仲間由紀恵)と賢治(谷原章介)の関係が少しずつすれ違っていく様子が描かれる。さらに鐘子は丈(宮沢氷魚)に未だ真実を話せずにいた。姉妹はそれぞれの置かれた環境で、自身の価値観と向き合っていく。

 葉子に指輪を返した鐘子だが、今度は葉子から仮病を使って結婚記念日のディナーから抜け出す手助けをして欲しいと頼まれてしまう。葉子は、怪我をした風太(瀬戸利樹)のお見舞いに行くつもりだ。鐘子は断りきれずに、賢治を騙す共犯者になってしまう。賢治は結婚記念日のディナーで、葉子にここ最近のすれ違いについて話す。もう少し夫婦の時間を設けて、ゆくゆくは子供が欲しいと伝えた。葉子はそれを聞き入れるものの、ディナーもそこそこに風太のもとへ行ってしまう。

 一方鐘子は、丈に素直に「会いたい」と伝えることができた。今日こそ「結婚はしていない」という真実を明かして、丈との関係を進展させようとした鐘子だが、またしてもタイミングが合わず断念。いよいよ、嘘を突き通す覚悟が芽生え始めてしまう。

 葉子が風太と不倫を続ける理由は、満たされないと思っていた時に出会ってしまったからだと話す。女性が思うステレオタイプな幸せを全て手に入れた葉子だが、実際には幸せだと感じられていなかった。そんな中、天真爛漫で素直な風太と出会い、惹かれていく中で、幸せを感じられるようになった。鐘子も、そんな葉子の姿を見て、「こんなお姉ちゃん見たことない」と思うほど風太と会っている時の葉子は素直で弾けた笑顔を見せる。結婚、キャリア、条件のいい旦那、全てを手に入れても、心が満たされる居場所が見つかるとは限らない。賢治、風太に嘘をつき、欺いてでも場を混乱させない葉子は、自分の幸せと周りの幸せをどこか割り切っているように感じる。

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