宮沢氷魚、切ない表情で体現した恋心 『偽装不倫』富田望生との出会いも

『偽装不倫』宮沢氷魚、切ない表情で体現した恋心

 別々の場所から同じ夕日を見て思いを募らせる丈(宮沢氷魚)と鐘子(杏)。見慣れた演出だが、これほどまでに痛く胸に響くのは、二人の想いが強いにも関わらず交わらないからだろう。『偽装不倫』(日本テレビ系)第5話では、丈の一人旅を通して鐘子との絆の強さが再確認される。さらに葉子(仲間由紀恵)はどんどん風太(瀬戸利樹)にのめり込んでいき、賢治(谷原章介)との関係は悪化するばかりだった。

 鐘子が夫といると思い込んだ丈は、身を引こうと一人で花巻に旅立った。そこでは鉄道オタクや喫茶店の娘・カナエ(富田望生)とのふれあいを通して、旅の醍醐味である「出会い」を経験する。そしてカナエに宮沢賢治博物館を案内してもらうのであった。鐘子のルーツである花巻を旅しながら、鐘子を忘れることができない丈。同じように鐘子も、東京で丈を想うのであった。同じ夕日をみて、丈を想う鐘子は、勢いで岩手行きの新幹線のチケットを予約する。そして翌朝、東京駅で偶然にも丈との再会を果たすのであった。鐘子はこれまでの嘘を丈に打ち明けようとするが、丈は突然倒れてしまう。

 一方葉子は、賢治に疑いをかけられて風太との時間を取りにくくなっている。疑心暗鬼の賢治と、不倫をやめない葉子たちの夫婦関係はどんどんすれ違い、亀裂が入っていく。鐘子はもうそんな姉に手助けしないと宣言していた。

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