タル・ベーラ監督、『サタンタンゴ』日本劇場初公開に合わせて8年ぶりの来日へ

『サタンタンゴ』タル・ベーラ監督来日決定

 9月13日より『サタンタンゴ』4Kデジタルレストア版がシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて日本劇場初公開される、タル・ベーラ監督の来日が決定した。

 『ニーチェの馬』(2011年)を最後に、監督業からの引退を表明していたベーラ監督。今回、製作から25年を経て日本では初めて劇場公開される『サタンタンゴ』の公開に合わせて来日することが決定した。

 ベーラ監督は、『ニーチェの馬』や『ヴェルクマイスター・ハーモニー』などで知られるハンガリーを代表する巨匠。日本初公開となる『サタンタンゴ』は、2015年に世界的権威のある英文学賞ブッカー国際賞を受賞した、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説を、7時間18分という驚異的な長さで映像化したもの。今回は、35ミリフィルムにこだわり続けてきたベーラ監督が初めて許可した4Kデジタルレストア版での公開となる。

 約8年ぶりの来日となるベーラ監督は、『サタンタンゴ』の9月公開に合わせて舞台挨拶を行う予定。詳細は、映画公式サイト公式Twitterなどで随時発表される。今年2月、ベルリン映画祭で『サタンタンゴ』25年ぶり凱旋上映に登壇した際には、「強くなれ、抵抗しろ、外に出ろ」と観客へ向けて力強いメッセージを発信したベーラ監督。今回の来日では一体どんな言葉を投げかけるのか。

■公開情報
『サタンタンゴ』
9月13日(金)よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにてロードショー
監督:タル・ベーラ
原作:クラスナホルカイ・ラースロー
脚本:クラスナホルカイ・ラースロー、タル・ベーラ
音楽:ヴィーグ・ミハーイ
出演:ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、ルゴシ・ラースロー、デルジ・ヤーノシュ
配給:ビターズ・エンド
1994年/ハンガリー=ドイツ=スイス/モノクロ/7時間18分/原題:Satantango
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/satantango/

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