スパイダーマン離脱に、Disney+の配信 変化が訪れるMCUの今後を、杉山すぴ豊が大胆予想!

杉山すぴ豊が、今後のMCUを大胆予想

 サンディエゴ・コミコン(SDCC)、D23等を通じマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)まわりのニュースがいっきに増えています。こうした情報(事実もあれば憶測の域を出ていないものもありますが)をふまえ、これからのMCUについて考えてみましょう。

 まず頭に入れておきたい事実・事情・噂を整理してみます。

<1>『アベンジャーズ/エンドゲーム』が全世界歴代興行収入1位、全米興行収入2位で事実上『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』を超える、映画史上屈指の人気シリーズとなった。

<2>MCUはこの夏公開の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をもって“フェーズ3”という区切りが終了。そしてMCU1作目、つまりフェーズ1の1作目の『アイアンマン』からフェーズ3最後の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』までをさらに大きく“インフィニティ・サーガ”というステージとしてとらえていることも判明。

<3>SDCCで来年5月の『ブラック・ウィドウ』の映画を皮切りに“フェーズ4”が始まる。つまり“インフィニティ・サーガ”にかわり新たなステージが始まる。ただその名称は不明。そして“フェーズ4”は劇場用映画と新サービス「ディズニー・プラス」で配信されるMCUの映画の世界観とリンクしたドラマも含まれることが判明。この時は“フェーズ4”作品として5本の映画と5つのドラマ・シリーズが発表され2021年までのリリースとされた(そして“フェーズ4”以降の作品として<つまり“フェーズ5”>として『ブラック・パンサー2』『キャプテン・マーベル2』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』『ブレイド』『ファンタスティック・フォー』が準備中であることも発表)。

<4>その後に開催されたD23で『ミズ・マーベル』『ムーンナイト』『シーハルク』の3本のドラマが“フェーズ4”に含まれることが判明。

<5>SDCCとD23の情報から判断するに2022年5月6日公開の『ブラックパンサー2』から“フェーズ5”が始まると思われる。

<6>ディズニー(マーベルの親会社)の20世紀フォックス買収に伴い、今後MCUの中で『ファンタスティック・フォー』『X-MEN』が製作することが可能に。

<7>本来スパイダーマンの映画化権を持っているソニー・ピクチャーズとディズニーの交渉がスムーズに行かず、今後、スパイダーマンがMCUから“離脱”する可能性もある。

<8>一方、TVドラマ『エージェント・オブ・シールド』がシーズン7を持って終了。今までのマーベルのドラマ(TVドラマ、ネットフリックス等)が大きく見直すタイミングに。

 さてここからMCUがどうなるか読み解くのですが、僕なりにキーワードを立ててみると、

<1>MCUは「マーベル・シネマティック・メディアバース」に
<2>MCUは「マーベル・シネマティック・マルチバース」に
<3> MCUは「マーベル・シネマティック・コズミックバース」に
<4>MCUは「マーベル・シネマティック・ダイバーシティバース」に
<5>MCUは「マーベル・シネマティック・Rバース」に

 なります。この「マーベル・シネマティック・〜バース」の部分の「〜」は、マーベルとして正式に使っていないので、あくまでこの記事の見出し用だとお考え下さい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画シーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる