『なつぞら』姉妹が故郷に帰る 草刈正雄が抱きしめて伝えた「おかえり」

『なつぞら』姉妹が故郷に帰る

 『大草原の少女ソラ』が大好評のうちに完成を迎え、なつ(広瀬すず)は一久(中川大志)と、娘の優(増田光桜)、実妹の千遥(清原果耶)とその娘の千夏(粟野咲莉)を連れて十勝を訪れる。

 連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)第154話では、なつと千遥、悲願の再会を果たした二人が一緒に過ごすことのできなかった少女時代を子どもたちと体験し、夏の十勝を堪能した。

 かつて、一時お世話になった柴田家に、不義理をしてしまう形となっていた千遥。しかしここはなつの故郷であって、誰もが心温かく彼女を迎える。当時、なつの祖父・泰樹(草刈正雄)が口にしていたように、ここがなつの家であるということは、実妹の千遥の家でもあるのだ。この再会で泰樹は「おかえり」と、震えながら千遥を抱きしめ、その優しい抱擁に呼応するように、千遥は涙を滴らせた。年齢を重ねて丸くなり、そしてやはり弱くもなっている泰樹だが、タイミング良く現れた一久の、気安い「ただいま」の一言には「ああ……」としか返事をしないのだから、ここは相変わらずだ。

 子どもたちは、念願の乳搾りに挑戦。手で数を数えるようにーー幼い頃のなつが、そして結婚前の千遥がそれぞれ教わった乳搾りのコツに気をつけて、少女たちははしゃぎながら上手く搾った。それぞれ大人になり、愛娘たちを微笑ましく見守る彼女らを見るこちらも、思わず目を細めずにはいられない。“憧れのソラのように乳搾りをする”という夢を叶えられた優と千夏にとって、大きな経験になったに違いない。それに二人とも、親であるなつや千遥がずっと忙しかった。ドラマとしては、しばらくなつの“仕事”に関する物語に比重が置かれていたとあって、ここまでほのぼのとした展開は久々だ。

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