『グランメゾン東京』木村拓哉×玉森裕太などジャニーズ共演ドラマ増加の理由は? 3つのポイントから解説

ジャニーズ共演ドラマ増加の背景

 10月から始まった秋ドラマも、そろそろクライマックスを迎える時期になった。作品を観ると、ジャニーズメンバー同士の共演が目立つ。

 『グランメゾン東京』(TBS系)では木村拓哉とKis-My-Ft2・玉森裕太、『ブラック校則』(日本テレビ系)ではSexy Zone・佐藤勝利、King& Prince・高橋海人、SixTONES・田中樹、『CHEAT チート 〜詐欺師の皆さん、ご注意ください〜』(読売テレビ・日本テレビ系)では風間俊介とSnow Man・岩本照、ジャニーズWEST・神山智洋、HiHi Jets・井上瑞稀、ジャニーズJr.・佐藤新、『死役所』(テレビ東京系)ではTOKIO・松岡昌宏と少年忍者・織山尚大、山井飛翔、ジャニーズWEST・重岡大毅……と、各作品で様々な組み合わせが実現している。では、なぜ今、ジャニーズ同士の共演が増えてきたのだろうか。その理由を考えてみたい。

 まず、1つは「若手ジャニーズメンバーたちの活躍が増えたこと」が挙げられるだろう。例えば、ジャニーズWESTは『ワールドカップバレーボール』のスペシャルサポーターを務め、重岡や小瀧望を中心にメンバーがドラマや映画で活躍する機会が増えてきた。ジャニーズJr.たちも、今年に入って一気に活躍の幅を広げている。これまでは舞台やコンサートで先輩たちのサポートをすることがほとんどだったが、ジャニーズJr.主役の舞台が増えたり、テレビ番組にも積極的に出演するようになったのだ。こうしてジャニーズファン以外にも知名度を着実に広げてきたからこそ、ドラマ出演のチャンスも多くなったのではないだろうか。

 2つ目は、「共演することでそれぞれの個性が際立つため」という理由が考えられる。良い例なのは、『ブラック校則』のSexy Zone・佐藤、King & Prince・高橋、SixTONES・田中だ。佐藤の「陰キャっぷり、髙橋の自由奔放っぷり、田中の傍若無人っぷり、それぞれが演じた役が対極にいるからこそ際立って見える。しかも、3人ともキャリアも年齢もそこまで大きく離れていないからこそ、切磋琢磨することができたのではないだろうか。実際田中も「僕は、限られた後輩としか交流がないのですが、その中でも(佐藤)勝利と(高橋)海人は交流がある後輩なので、やりやすかったです」(引用元:SixTONES田中樹「ブラック校則」インタビュー「グループ全体を見ている意識がすごく強い」信念語る)とインタビューで語っていた。共演するシーンでは活発に意見交換がなされたのではないだろうか。

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