BTS(防弾少年団)、SMTOWN、JYP、YG……本格サウンド楽しめる“K-POP音ゲー”の魅力と特徴

BTSなど“K-POP音ゲー”の魅力と特徴

  BTS(防弾少年団)のリズムゲーム『SUPERSTAR BTS』が5月22日、日本国内でも配信スタート。配信翌日にはApp storeのゲームランキングで1位を獲得するなど、大きな注目を集めた。実はBTS以外にも『SUPERSTAR SMTOWN』、『SUPERSTAR JYP NATION』など、K-POP楽曲を楽しめる“音ゲー”が配信されている。そこでBTSはじめ、K-POPアーティストに詳しいライターのDJ泡沫氏に“K-POP音ゲー”について話を聞いた。

 DJ泡沫氏は、各リズムゲームの面白さを以下のように語る。

「BTSはBig Hitエンターテインメントという小規模な事務所で、所属アーティストが少ないため『SUPERSTAR BTS』というBTS単独のアプリとしてリリースされましたが、他は『SUPERSTAR SMTOWN』『SUPERSTAR JYP NATION』『BeatEvo YG~ビート・エボリューション』と、事務所別にリリースされていて、ゲームでは所属アーティストの楽曲をプレイできます。K-POPアーティストは所属事務所によって音楽性が異なるので、リズムゲームになることでその違いが分かりやすくなっているかもしれません。

 ゲームを通じて自分が普段聴かないアーティストの楽曲を耳にする機会が増えて、新しい出会いがあるのは面白いところですね。最近は新曲が出るとすぐにプレイできるようになることも多く、SHINeeの新曲は韓国版だとリリース当日、日本版だと翌日くらいにはゲームに追加されていました」

 さらに、DJ泡沫氏は現在配信されているアプリは大きく2種類に分けられると説明する。

「SMとJYP、BTSのゲームを手がけているのが、DALCOM SOFT。こちらのゲームに共通しているのは、R、S、A、B、Cとランク分けされているカードシステムです。アルバムごとに新しいカードが出るので、好きなメンバーを集めたり、カードを集めて強くするという楽しみ方もあるかもしれませんね。

 また、XINDONG (HONG KONG) COMPANY LIMITEDが手がけているのが世界同時配信された『BeatEvo YG~ビート・エボリューション』。PSYやBIGBANGなどに加え、グループ内ユニットも含めたYG所属アーティストの楽曲を楽しめます。YGはラップが多いので、先に挙げた3つよりもリズムゲームとして少し難易度が高い印象があります。また、ストーリー性があるのも特徴的。プレイヤーが好きなアーティストの担当マネージャーになって、YGに社員として入社したという設定でスタートする。ある程度ゲームをクリアすると、自分もマネージャーとしてのレベルが上がっていって勲章がもらえたり、特定のメンバーとのストーリーも登場します。一定のレベルに達すると、マネージャークラブという他のユーザーと交流できるコミュニティを作成でき、お互いに助け合うなど、かなり密度が濃いゲームだと思います」

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