「東海オンエアラジオ」放送開始! 緊張しつつもやりたい放題だった、第一回の内容を振り返る

 YouTubeのチャンネル登録者数が約370万人の人気YouTuberグループ・東海オンエア。彼らがMCを務める「東海オンエアラジオ」が10月4日、東海ラジオでスタートした。東海地区のローカル番組ということで、聴きたいけれど聴けない、という人も少なくなさそうだ。放送地区外でも「ラジコ」(radiko.jp)のプレミアム会員になることでエリアフリーで聴くことができるが、それが難しい人のために、楽しい30分をダイジェストでお届けしたい。

 同番組は、東海オンエアのラジオ担当・虫眼鏡とゆめまるが中心となり、毎回メンバーをゲストに迎えて放送するという。記念すべき初回のゲストは、リーダーのてつや。虫眼鏡の「ついに始まってしまいました、東海オンエアラジオです!」という第一声に合わせて、「よいしょー!」と盛り上げる。番組冒頭、中学校時代からラジオDJになることが夢だったゆめまるは、「嬉しい限りで、(放送が決まった)その日の夜、3軒はしごしてベンチで寝てましたから」と酒飲みキャラならではの一言。虫眼鏡に「それはデブになるよ」、てつやには「ゆめまるの『車だから今日は飲めない』は絶対嘘だからね。毎回飲んで、(運転)代行で帰るから(笑)」とツッコまれていた。

 つい最近まで、“YouTuber力向上”のために恩人・ワタナベマホトのもとに修行に出るなど、以前と比較して動画への出演頻度も高まり、絶賛成長中のゆめまる。しかし、もともとのアガリ症に加えて、ラジオという夢の舞台ということもあり、緊張感が漂う。出だしの番組説明で「名古屋」を噛むという状況に、てつやは「最初から不安だけど、成長が見れる番組だと言うことね」とフォローし、虫眼鏡は「ここはアドリブで喋ってるな、めっちゃ台本を読んでるやん、というのが最初はわかると思うので、そこも楽しんでもらえたら」と語っていた。

 メンバー同士でからかい合い、リスナーを巻き込んでいくノリは、ラジオでも健在。初の曲紹介で、虫眼鏡が「今度の美容院で、『星野源さんみたいな髪型にしてください』とお願いする予定」と明かし、「カラオケに行っても絶対歌うもんね」と同調したゆめまるが流したのは、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」。虫眼鏡は動画でもおなじみの「おーい!」(甲高い声で)というツッコミを見せていた。

 番組最初のコーナーは、「第一回、東海オンエア他己紹介」だ。ラジオということで、東海オンエアを知らない人も聴くはず、ということで、質問に合わせて、自分以外のメンバーのことを紹介するという企画だが、すんなり進まないのが東海オンエア。ゆめまるのタイトルコールに元気がない、という理由で、急遽「タイトルコール選手権」が行なわれる。動画でタイトルコールをすることが多いてつやは、字幕が出ることを前提に勢いでコールするのが通例で、「崩しすぎて何を言っているかわからず、ラジオ向きではない」との結論に。結果、虫眼鏡が通る声でタイトルを読み上げ、コーナーに入っていくことになった。

 今回は、虫眼鏡に対する質問に、ゆめまるとてつやが答えることに。真面目な回答は、「虫眼鏡の好きな食べ物は?」との質問に対する「ガストのハンバーグ&チキン南蛮Bセット大盛」(てつや)という、元アルバイトの先輩・後輩という関係ならではの答えくらいで、あとはさながら大喜利大会に。「虫眼鏡が一番秘密にしていることは?」には「最近、母乳が出るようになった」(ゆめまる)、「虫眼鏡は結婚しないの?」には「事務所のかわいい女の子を取り合っているので、まだ先」(てつや)など、珍回答が続出。活字にするのは控えるが、虫眼鏡の性の目覚め(小学五年生)に関するエピソードも明かされていた。局の偉い人から「好きなようにやってほしい」と言われているそうで、確かにわりとやりたい放題だ。

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