Apple、新型AirPodsを今年前半にはリリース? 新たに「ヘルスモニタリング機能」実装か

Apple、新型AirPodsを今年前半にはリリース?

 Appleは今年に入りまだ大きな発表やリリースは行なっていないが、同社の今年の動向に関する噂がまたひとつ明らかになった。その噂によれば、iPhoneといっしょに使われるあの製品の新型がリリースされるというのだが、新機能には同社が注力している分野に関連したものが実装されるようだ。

2020年には第3世代もリリース?

 Apple製品のリーク報道で定評のある台湾のテック系メディア『DigiTimes』は、23日、新型AirPodsのリリースに言及した記事を公開した。その記事によれば、「AirPods 2」は今年の前半にはリリースされ、新機能として「ヘルスモニタリング機能」が実装される、とのこと。もっとも、この新機能が具体的に何をモニタリングするものかは、現時点では不明だ。

 DigiTimesの記事に関してApple製品専門ニュースメディア『MacRumors』が、23日、論評する記事を公開した。DigiTimesが報じた2019年前半というリリース時期は、Apple製品のリリース予想に関する世界的権威として知られるアナリストMing-Chi Kuo氏が予想する「2019年の早い時期」と近いことから、確度の高い情報であると見ている。

 また、MacRumorsは早くも第3世代のAirPodsに関する噂に言及している。同製品は2020年にリリースされ、耐水性が強化され、ノイズキャンセリング機能も実装される。さらには、前世代の製品よりiPhoneやiPadと離れても利用できる、と言われている。

ヘルスケア事業に注力するApple

 新型AirPodsにヘルスモニタリング機能を実装するという噂は、実のところ、突拍子もない話ではない。むしろ最近のAppleの動向と軌を一にしているとも言えるのだ。例えば日本版Engadgetは、10日、同社CEOのティム・クック氏がアメリカ大手メディアCNBCのテレビ番組でのインタビューにおいて、2019年年内に多数のヘルスケアサービスをリリースすると発言したことを報じている。

 またCNETジャパンは、17日、高齢者がApple Watchを購入する際に補助金が得られるように同社が複数のアメリカのメディアケアプラン提供企業と交渉していると報じた。Apple Watchシリーズで最新の「Apple Watch Series 4」には、心拍数を測定する機能に加えて転倒検知機能も実装されていることから、高齢者の健康管理に活用できると見られている。

 さらにビジネス系ニュースメディア『Fast Company』は、16日、同社が水面下で開発しているとされるヘルスケア技術を論じた記事を公開した。その記事によると、同社は血圧と血糖値の測定、そして睡眠のトラッキングに関して研究を進めている。血圧測定に関しては2018年6月に「薄型血圧測定システム」という名称の特許を取得しており、血糖値測定については血液をサンプリングしない測定方法を研究していると言われている。

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