「ガチ恋距離」での対話で、月平均課金額が115万円? ニコニコ超会議2019で人気Vライバーたちが“握手会”

ニコニコ超会議2019で人気Vライバーが“握手会”

 日本最大級の動画サービス「niconico」が幕張メッセで開催中の『ニコニコ超会議 2019』(4月27日・28日)で27日、バーチャルライブ配信アプリ「IRIAM(イリアム)」の所属ライバーが「超バーチャル握手会」とともに、(おそらく)世界初となるVライバー同時記者会見を開催した。

 「IRIAM」はスマートフォンひとつで、Vライバーたちと「ガチ恋距離」(恋に落ちそうなほど近い距離感)でリアルタイムにコミュニケーションがとれるとして人気を高めている。今回の「超バーチャル握手会」も、同時開発された「iRIAM-Phone」を使用することで、Vライバーと1対1で、「握手」や「なでなで」という、次元を超えた接触が可能なイベントだ。

 記者会見に参加したのは、「IRIAM」に所属し、先月のトップ3ライバーに輝いた、夜月カエデ、真白くま、桜乃ナノ、同アプリを手がける株式会社ZIZAIの代表取締役CEO・塚本大地氏だ。

 今回登場したVライバーたちは、リスナーからの月平均課金額が約115万円だという。例えば桜乃は、Twitterのフォロワーが1400人程度と決して多くないが、課金額はトップクラス。本人は「リスナーの数は多くないけれど、一人ひとりの愛の深さが異常なんです」と語っており、塚本氏も「ファンの数だけでなく、一人ひとりをどれだけ大事にできるかだと思う」と同意した。広く一般的な知名度を得ていなくても、確かなコミュニケーションスキルとエンターテイナーとしての能力があれば、十分に、それに見合った対価が得られているようだ。

 VTuber、Vライバー市場の広がりについて、夜月は「バーチャルキャラクターは存在が確立してくはず」として、地上波への出演や社会貢献にも意欲を見せた。また、桜乃は「バーチャルになることで、いままでできなかった遠方の仕事も楽にできるし、見た目にコンプレックスがあってチャレンジできない人も自分の好きなキャラクターや見た目を使って新たな居場所を作れるという部分から、普及の可能性を感じます!」と力を込める。

 塚本氏は最後に、「自分を表現するのは大事で素晴らしいこと。表現したい思いをもっている人たちをVTuberやVライバーという形で10万人でも100万人でも、1000万人でも輩出できれば、すごく幸せな世界になると思う。それを加速させるために、よりよいサービスにしていきたい」と、その理念を語った。

 VTuberの祭典にもなった「ニコニコ超会議2019」で、存在感を示したIRIAMのVライバーたち。そんな彼女たちと「ガチ恋距離」で話してみたい人、あるいはVライバーとして人に何かを伝えてみたいと思う人は、公式サイトからチェックしてみよう。

■IRIAM
https://iriam.com/

(編集部)

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