『モンスターハンターワールド:アイスボーン』発売 極寒の地で新たな狩猟生活の幕を開けよう

『モンハンワールド:アイスボーン』レビュー

 カプコンは2019年9月6日、PS4/PC用ソフト『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(MWI)を発売した(PC版はSteamにて2020年1月発売予定)。

新たな舞台は雪と氷に覆われた「渡りの凍て地」

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』プロモーション映像(1)

 本作は、発売中のハンティングアクションゲーム『モンスターハンター:ワールド』(以下、MHW)の大型拡張コンテンツ。ベースとなるゲーム性はそのままに、新たなストーリーやその舞台となる未開拓のフィールド、そしてハンターと対峙する新モンスター等が追加されている。単なる拡張版と言うよりは、既存のシステムを上手く活用した”ナンバリングタイトルの続編”というイメージに近いかもしれない。

 ゲーム冒頭で生態調査の為にハンターが降り立つのは、まさに極限という言葉がピッタリくる「渡りの凍て地」。生物の体力や気力を容赦なく奪う厳寒が特徴で、『MHW』で訪れるフィールドとはまた違った生存戦略が求められる。体温低下によって引き起こされるスタミナ減少に上手く適応できるかどうかで、本作のプレイフィールは大きく変わってくるだろう。当然ここにしか存在しない独自の生態系もあるわけで、大型モンスターの一挙一動だけでなく、中型~小型モンスターの行動パターンや自然の力が生み出した地形の数々にも注目だ。

雪原の大地を支配する冰龍「イヴェルカーナ」登場

 渡りの凍て地に生息するモンスターたち。その中でも特に強大な力を誇っているのが、冷気を掌握してあらゆる物体を凍てつかせる冰龍「イヴェルカーナ」。巨大な銀色の体躯から荘厳さを漂わせるだけでなく、戦闘の状況に応じて自らの体を氷で強化する手強い相手である。本編のストーリーと深く関わっており、『MWI』のメインとも言えるモンスターだ。他にも深海生物を彷彿とさせるフォルムが特徴的な溟龍「ネロミェール」に、雪原を潜行してトリッキーな攻撃を繰り出す凍魚竜「ブラントドス」といった異彩を放つ難敵も出現。新たな狩猟生活の大きな刺激となるだろう。

 また、過去作品で猛威を振るった人気モンスターの参戦も見逃せないトピックの一つ。『モンスターハンターポータブル2ndG』で大勢のハンターに”狩られる恐怖”を刻んだであろう迅竜「ナルガクルガ」をはじめ、黒狼鳥「イャンガルルガ」や雷狼竜「ジンオウガ」などの強敵と再び出会うことになる。中には状態異常攻撃を得意とする種族も確認されているため、装飾品や防具で耐性スキルを発動する必要がありそうだ。

■主な新登場モンスター一覧
冰龍イヴェルカーナ
溟龍ネロミェール
風漂竜凍て刺すレイギエナ
猛牛竜バフバロ
凍魚竜ブラントドス

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