『デススト』発売記念イベントで大塚明夫が涙のスピーチ「新生コジプロが生まれ、この日を迎えられて嬉しい」

『デススト』発売記念イベントレポ

 11月10日、都内某所にて『DEATH STRANDING』World Strand Tour 2019 TOKYO」が行われた。

 同イベントは、PlayStation®4用ソフト『DEATH STRANDING』が11月8日に発売したことを記念したもの。ゲームクリエイター・小島秀夫氏のほか、同作に声優として参加した津田健次郎、大塚明夫、井上喜久子、水樹奈々、山路和弘、石住昭彦、三上哲が登壇し、トークセッションを繰り広げた。

 

 イベント序盤では、パリ、ロンドン、ベルリン、ニューヨーク、サンフランシスコで行なったツアーの映像が映し出された。フォトセッションやサイン会など、各地の人と“繋がった”小島監督率いるコジマプロダクションの軌跡に、津田は「各地のファンの方が待っていらっしゃる様子は感動しちゃいますね」、井上は「各地の皆さんと繋がるのをTwitterで見て感動していた」とコメント。小島氏は「ヨーロッパ行ってからアメリカ行って、北米大陸をサムのように横断するのはしんどい」と笑いながらこれまでのツアーを振り返った。

 同作をプレイした声優陣の感想として、井上は「すごくゲームの得意なお友達に一緒にやってもらいながら進んでいます」と語ると、山路は「家で一人でやってたら、崖から降りる最初のところで10回ぐらい死んだ。やってるとドキドキするんだよな、あの空気」と感想を述べ、小島氏は「登るより降りるのが怖い、それはリアルと一緒なんですよね」と補足した。

 津田は「発売する前に後輩が楽しみにしていて『俺に喋りかけないでください、何も情報を入れたくないから』って行ってきたり。スタッフさんも『やっとですね!』って言ってくれた」と語り、水樹は「3ヶ月前から『予約したから!』とか。『収録行ってきて』というと『それ以上は!』って言われたり。出演されているキャストの方も豪華で、映画ファンの方も『普段ゲームやらないけどプレイしてみようと思うんだよね』と言ってくださったり」と、レコーディング時から同業・関係者もワクワクしていたと明かしてくれた。

 小島氏はこれに対し、「(映画ファンも)これを機にゲームの世界に入ってきていただいて、洋画沼からゲーム沼へ。沼から沼への橋をかけただけだから、沈むのはみなさんの自由(笑)」と、映画フリークでもある自身の作ったゲームが、シーンの架け橋になることを望んだ。

 また、主人公のサムを演じた津田は、作品から自分自身の声がしたことについて「なんか落ち着かなくて。日本語じゃないのにしたほうがいいのかなって思ったくらい」と語ると、山路は「津田くんの荷物を持っている声が生々しくて。一緒に荷物持ってる気分になるんだよ」とその演技力の高さを評価。津田が「(収録中は)サムの気分ですね。一人でずっと戦ってる気分になる」と明かすと、大塚が「よくわかるよ(笑)」と小島氏の手がけた過去作の主人公を演じた彼ならではの相槌で応え、会場に笑いが溢れる一幕も。

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