King & Prince 岩橋玄樹、活動休止へ ドキュメンタリー最終回で語られたグループの進む道とは

 2ndシングル『Memorial』も40万枚を売り上げ、一気にトップアイドルへと駆け上がったKing & Prince。彼らの素顔に迫った『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME ~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。最終回となる第4回「旅路」のオンエアを控えた10月26日、ファンの間に衝撃が走った。番組内で自らのパニック障害を告白していた岩橋玄樹が療養のため11月から活動を休止するという。突然の報告に多くのファンが固唾を飲んで見守る中、最終回の放送が始まった。

コンサートで見せる真剣な表情

 「ジャニーズに入ってなくて、プロの道も諦めていたら、何をしてたんだろうって、すっごく怖いんですよ」という岩橋の言葉から始まった最終回。場所は2018年8月9日、横浜アリーナでスタートした『King & Prince First Concert Tour2018』の前日リハーサル。単独では初めて、1万人以上の規模での音響など、これまでと勝手の違う状況にとまどう6人の姿をカメラは捉えていた。そして翌日、デビュー曲「シンデレラガール」でライブは幕を開ける。メンバーカラーの玉座に座り、ステージ上部から6人が姿を現すと会場のボルテージは一気に最高潮に。「You,WANTED!」、「勝つんだWIN!」「やっちゃった‼」「サマー・ステーション」「You are my Princess」「Hello!! ハルイロ」など盛り上がるライブの様子も伝えられた。

 平野紫耀はデビュー当時を「直談判と言われているけど、社長(ジャニー喜多川氏)に相談しに行った感じ。安心してお仕事できるのはデビューすることなのかなって。ジャニーさんがそこから色々動いてくれて気が付けば会見に呼ばれた感じ」と振り返る。

 一方、岩橋は、ジュニア時代に置かれた不安定な立場を吐露。「僕らってオーデションに受かったとも言われないし、誰がデビューできるか、いつのタイミングかもわからない。答えのないようなところでずっともがいてやってきたから……」。

 コンサート最終日である2018年8月12日横浜アリーナ公演。すでに100曲以上を歌い、メンバー全員が疲労困憊の中、顔や喉にまでハリ治療を受けステージに臨んだ。大阪城ホールではメンバーの紹介曲「We are King & Prince!」で岸優太が永瀬廉を紹介するC&R(コール&レスポンス)の部分を修正するシーンでは、メンバーが積極的に意見を出し合う姿が印象的だった。

 岸は「後悔ないくらいにやっておけば、自分でも納得がいく。それさえ持っていれば別に報われなくても何か納得のいく報われなさなんで。きっと自分の目指しているところには辿り着けるんじゃないかな」とツアーに対する姿勢を口にする。誰よりも不安を抱えてツアーに臨んだという髙橋海人は「とにかく自分に自信がない人なんで、基本的に。毎日家に帰って泣いて、コンサート終わって泣いて」と当時の様子を告白。番組では高校時代に支えてくれた仲尾正教諭と再会も果たした。多忙を極めた学生時代も「テストの成績も絶対に上位でないと悔しかった」と努力家で負けず嫌いな一面も。学年1位を取ったこともある髙橋に「努力は報われる、感謝、笑顔」と書いた色紙が贈られると「ずっと笑顔でいることが大事。それがアイドル」と決意を滲ませた。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる